流行りハラはどうにかならないのか

私は、いわゆる、その時代の流行とは真っ逆さまに動いている人間だ。

阪神淡路大震災の少し前に生まれ、9.11同時多発テロの時は小学生、東日本大震災の時は高校生という、いわゆる「ゆとり世代」と「Z世代」の人間なのである。

そんな、私が小学生の時に流行っていたもの

「ハリーポッターシリーズ」

「花より男子シリーズ」

「のだめカンタービレシリーズ」

「野ブタをプロデュースシリーズ」

綺麗に何もハマっていない。

かろうじて言えば、KAT-TUNは好きであった。しかし、赤西仁でも亀梨和也でもなかった。

そう、2020年夏に日テレMUSIC DAYでトレンド入りからの秋には行列のできる相談所で生懺悔をした、チャンカパーナ事件でなぜかトレンドを騒然とさせた

「「「上田竜也」」」

であった。当時から上田担をやっている方だとわかると思うのだが、デビュー前からデビュー初期まではほとんどスポットライトを浴びなかった彼。

だからか、周りからは

「上田くんの何がいいの?」「全然売れてないじゃん」

と言われることがほとんどだった。

でも、言いたい。

どんなに、脚光を浴びなかった時代が長くても、上田竜也はまだ、KAT-TUNにいるし、2020年には、20周年を迎えるEndless SHOCKのライバル役に抜擢されるまでになるんだぞ!と。

(でも、ちゃんと踊ろうね。再履修しすぎると退学が除籍になっちゃうから)

と、小学校の頃から比較的、流行りと真反対のところにいた私だが、そのズレた感覚は、中学、高校以降も加速するのだった。

小学校卒業目前〜中学初期にハマったのは、洋楽ロックの帝王とも言われているQUEENであった。いや、もうF.マーキュリーなくなってるんですよ。なんなら、ADAM RAMBARTと活動を再開している頃、私はフレディーがいる頃のQUEENとであった。当時、周りは洋楽にハマっている子はTaylor SwiftとかMichel Jacksonとか、そういう方面に熱狂的であった。

でも、2019年に「BOHEMIAN RAPSODY」が公開されてから、何故か、QUEEN熱は若い人の間に浸透していくこととなった。

おいおい、待ってくれよ。と当時は本当に思った。

(だって、おかげで日本来日公演おかげで全滅)

話を高校時代に戻すが、2010年、ジャニーズでは、嵐が爆発的な人気をえて、デビューでは前年にHey!Say!JUMPというフレッシュな平成うまれの子たちがデビューを果たした頃だった。

その時、私がハマったグループはまさかのTOKIOとV6。

周りの友達に、自分の親世代というか、自分たちが生まれた時にデビューしたおっさんたちを好きになって何が楽しいの?と聞かれた記憶がある。

でも、TOKIOのガテン系やバンド、V6のアクロバットや俳優業は、今の関ジャニ∞やA.B.C-Z、Snow Manや生田斗真、風間俊介など、多くの後輩たちに継承されていると言っても過言ではない。

この記事を書く1週間弱前に、長瀬智也はジャニーズを退所し、この記事を書く3週間ほど前にV6は2021.11.1をもっての解散を発表した。

老いだからとかジャニーズ事務所は廃れたんだ、という人は多いけれど、彼らが後輩に残した影響というものは大きいと私は思う。

学校へ行こうや鉄腕DASHの初期には、今の嵐や関ジャニ∞が出演していた。鉄腕DASHではしばしば、4人になったから後輩が出演してくれるようになったと思われることも多いが、まだ、DASH村やDASH島がなかった頃の体を張っていた時代は関ジャニ∞がたびたび出演し、いわゆるバーター、言い方をかえれば養成をしてくれていたのだ。

話は逸れたが、そんなこんなで、おっさんジャニーズを追うようになって6年目の2016年に関ジャニ∞にハマり、何故か「にゃれも流行りがわかってきたか」「でも、推しはやっぱりズレるんだね」

(渋谷担って王道だと私は思うんですけど)

(というか、関ジャニ∞って基本的に王道じゃないんですかね)

とかとか言われていた矢先、2017年に

「また、時空を超えたな」

と周囲に言われる出会いをした。いや、あのね?別に狙って流行から外れるようなことはしてないのよ?その言い方ある意味流行りハラよ??と思いながら

A.B.C-Zにハマるのであった…とさ

関ジャニ∞からA.B.C-Z、って聞くひとはほとんど

「はしすばでしょ!」

って、いうのですが、いや、あのはしすばを知ったのは2017年頭とかでそんなにまだ詳しくなかった。と言いたかった記憶が今でもある。

※はしすばとは、干支がひとまわり離れた渋谷すばると橋本良亮のコンビのことで、2007年のDREAM BOYSの楽屋での出会いを機に仲良くなった先輩、後輩コンビのこと。

そんなこんなで、はしすばではなく、なんなら渋谷すばるが、ジュニアだけの大型イベント公演でほぼ初出演公演だった東京ドーム公演で捌けるタイミングで「○ね、ゴラァ」と言い放った河合郁人が推しでございます。(不憫すぎるエピソード)

河合郁人といえば、今のように地上波に出るようになる前から、少クラなどでのモノマネで有名だったらしい。そして、その功績でやっと、ジャニーズカウントダウンコンサートにおいて、本家のWISHと無事にコラボができたらしい。その記憶は私もある。しかし、その時の私はモノマネのもの字も、河合郁人のかの字もわかっていなかった。

なんなら、1年前の大発見でもあったのだが、ARASHI AROUND ASIAにお邪魔させてもらった時に、当時、Jr多すぎ!邪魔!と思ってたJrが今のKis-My-Ft2、A.B.C-Z、ふぉ〜ゆ〜であったのだ。みてたんだったらその頃にはまっとけばよかったのにと何度思ったことやら。

話は何回もそれたが、人の趣味について、あれこれ流行りをベースに、人気をベースに、推され方をベースに揶揄しないでほしいものだ。

でも、やはり、勇者アアアアで、MCよりも出演者の方が売れて、最終的に、打ち切り前に1番売れていなかったのがMCだったというのは悲しいものもあるが…

ただ、声を大にして言いたい。きめハラとかのような用語もできていることからも、もはや、流行りハラを防ぐことはできないのだろうか。

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